雨上がりのはずが・・・
前日は大雨。2か月前から計画されていたツーリングですが,実施が危ぶまれました。天気予報は回復に向かい晴れでした。
ところが早朝はしっかり雨。中止にするかどうか連絡待ちでした。
「計画変更。行き先を西に向けます。とりあえず集合場所を長島PAに変更」
と連絡が入りツーリング決行となりました。当初の予定は寸又峡方面で集合場所が新城PAでした。文字どおり180°の変更でした。
どうも天気がすっきりしません。
天気予報は晴れです。天気は西から恢復するはずなのに,今にも降りそうな天気が続きます。強風と寒気
も手加減なしに襲ってきます。
嵐を呼ぶのは誰だ
今回は6人のマス・ツーリングでした。男性4名女性2名のうち女性1名が今回初参加でした。6人のメンバーの中に誰か嵐を呼んでいる男(女)がいるんでしょうか。
前回の北陸ツーリングも天候に振り回されました。初参加の女性以外の5人全員に「嵐を呼ぶ男(女)」の資格があります。
やせ我慢もツーリング
やせ我慢のツーリングになってしまいましたが,それもツーリングの楽しさの一つです。ダム湖のワインディンロードを走っているときに風に舞った紅葉葉が降りかかってきました。紅葉を浴びながら走るなんて初めての体験です。強風ならではの体験です。
最高だった永源寺紅葉
永源寺の紅葉は見事でした。赤あり,黄色あり,緑ありで,お寺が極彩色の色取りに埋もれていました。しかも永源寺は境内がよく整備されています。建物と庭と紅葉が美しく調和していました。地面を覆う紅葉絨毯も見事でした。ちょうどいいタイミングで訪れることができたと思います。
おでんもおいしかった
永源寺の入口ので店で食べたおでんも格別でした。寒いときのおでんに勝るものはありません。わたしは牛すじとこんにゃくとゆで卵を食べました。
ちょっと後悔したのはダイコンをのがしてしまったことです。ほかの仲間がダイコンを食べているのを見たとき,「ダイコンに勝るおでんはない」と思いました。でも,また並ばなければならないのであきらめました。
今回のハイライト
強風で荒れた琵琶湖湖面も不思議な美しさがありました。青も黄色も緑も全部が瑞々しく異郷のようでした。それにも勝る今回随一のハイライトは虹です。琵琶湖湖面に突き刺さる虹を見ました。
愛知川河口から琵琶湖に出て長浜の手前までずっと虹を見ながらのツーリングでした。今まで何度も琵琶湖に行きましたが,湖に虹が突き刺さっている景色なんて初めて見ました。荒れた天気の琵琶湖だからこそ出会えた奇跡の景色です。
写真に納めたかったのですが,バイクを止める状況がありませんでした。
フルフルラーメン
道の駅で「TV特集で人気上昇」なるフルフルラーメンを食べました。珍味なのかと期待しましたが,わたしには普通の醤油ラーメ
ンでした。
ただ寒いときのラーメンは悪くはありません。しかも2時をまわっての昼食なので空きっ腹がおいしさを加速したのは間違いありません。
ちょっと立ち止まって
何思う? 人生これまで来た道か,この先の道か。雲の向こうにそれぞれの深い思いを託します。
「このなかのどいつだ。いつも嵐を呼ぶ奴は」なんてことを思っていたのはわたしだけでしょう。
温泉
長浜の「国民宿舎 豊公荘」に行って温泉に入りました。寒さを耐え忍んできた身には温泉は極楽です。
ただその極楽でもって,そのあとの100km以上の帰路,寒風地獄がなくなったわけではありません。闘いはふたたび続きます。つかの間の極楽でした。
人生と同じでしょうか。
最後も雨
長浜城を出発するときに大粒の雨が落ちてきました。ひとりを除いてみんな合羽を着ます。ひとりとは言わずと知れたK氏です。そのあと長浜インターへの道のりで本格的な雨になりました。K氏は合羽を持参してなかったのでずぶ濡れです。
ところが少し遅れて長浜インターに着いたらK氏が合羽を着ていました。前回と同じく途中で買ったそうです。もちろんこのあと雨は止みました。
だいじなことですからもう一度言います。「ヌグトフル」のあとは「キルトヤム」が来ます。
それにしても毎回合羽のお店を短時間で見つけられるのは,これも特異な能力です。
帰路は長浜インターから高速,途中,渋滞という違った種類の地獄はありましたが,寒さを耐え忍んで帰りました。走行距離261kmのツーリングでした。